(趣旨)

第1条　この要綱は、有機農業に取り組む生産者の育成を図るため、有機農業で使用する機械を購入する者に対し、予算の範囲内において北茨城市有機農業促進補助金(以下「補助金」という。)を交付することについて、北茨城市補助金等交付規則(昭和45年北茨城市規則第11号)に定めるもののほか、必要な事項を定めるものとする。

(定義)

第2条　この要綱において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。

(補助金の交付対象者)

第3条　補助金の交付を受けることができる者(以下「補助対象者」という。)は、次の各号のいずれにも該当するものとする。

(補助対象経費)

第4条　補助金の交付対象となる経費(以下「補助対象経費」という。)は、補助対象者が前条第2号の生産又は出荷のために使用する農業機械(車両等農作業の用途以外に容易に供することができる汎用性の高い機械を除く。以下「交付対象機械」という。)の購入(以下「補助事業」という。)に要する経費とする。

(補助金の額)

第5条　補助金の額は、350万円を上限とし、補助対象経費が350万円に満たないときは、当該補助対象経費に相当する額(その額に1,000円未満の端数があるときは、これを切り捨てた額)とする。

(補助金の交付申請)

第6条　補助金の交付を受けようとする者は、北茨城市有機農業促進補助金交付申請書(様式第1号)及び同意書兼誓約書(様式第2号)に次に掲げる書類を添付して、市長に提出しなければならない。

(補助金の交付決定)

第7条　市長は、前条の規定により申請を受けたときは、その内容を審査し、補助金の交付の可否を決定するものとする。

(概算払)

第8条　市長は、補助事業の目的を勘案し、必要と認めるときは、当該補助事業の完了前に補助金の全部又は一部を概算払として交付することができる。

(実績報告書)

第9条　補助事業者は、補助事業が完了したときは、速やかに北茨城市有機農業促進補助金実績報告書(様式第6号)に次に掲げる書類を添付して、市長に提出しなければならない。

(補助金の確定)

第10条　市長は、前条の規定により実績報告を受けたときは、その内容を審査し、補助金の額を確定し、北茨城市有機農業促進補助金交付確定通知書(様式第7号)により補助事業者に通知するものとする。

(補助金の請求)

第11条　補助事業者は、前条の規定により通知を受けたときは、速やかに北茨城市有機農業促進補助金交付請求書(様式第8号)により市長に請求しなければならない。

(有機JAS認証に係る取組み等の中止)

第12条　補助事業者は、第7条の規定により補助金の交付決定を受けた日から5年以内に有機JAS認証を取得するための取組み又は農業経営を中止したときは、北茨城市農業促進補助金中止届(様式第9号)により市長に届け出なければならない。

(交付決定の取消し)

第13条　市長は、補助事業者が、次の各号のいずれかに該当すると認めたときは、当該補助金の交付決定の全部又は一部を取り消し、既に交付した補助金を返還させることができる。

(補助金の返還)

第14条　市長は、補助事業者が次の各号に掲げる要件に該当する場合は、それぞれ当該各号に定める額の返還を命ずるものとする。ただし、やむを得ない事情があると市長が認めるときは、この限りでない。

(取得財産の処分の制限)

第15条　補助事業者は、補助金により取得した財産(以下「取得財産」という。)を市長の承認を得ないで補助金の交付の目的に反して使用し、譲渡し、交換し、貸し付け、又は担保に供してはならない。ただし、次の各号のいずれかに該当する場合は、この限りでない。

(委任)

第16条　この要綱に定めるもののほか、補助金の交付に関して必要な事項は市長が別に定める。