公開日 2021年06月23日
北方領土
北方領土は、北海道本島の北東洋上に連なる歯舞(はぼまい)群島、色丹(しこたん)島、国後(くなしり)島、択捉(えとろふ)島の島々です。
歯舞群島は、北海道根室半島の北東方3.7kmの沖合に点在する小島からなっており、貝殻(かいがら)島、水晶(すいしょう)島、秋勇留(あき
ゆり)島、勇留(ゆり)島、志発(しぼつ)島、多楽(たらく)島など、色丹島は、歯舞群島の北東方22kmに位置しています。国後島は、根室半島
と知床(しれとこ)半島の北東16kmの沖合に位置する全長122kmの島です。また、択捉島は、国後島の北東方22.5kmに位置する全長204
kmの島です。
これら北方四島は、1945年に不法占拠されたまま未だ日本へ返還されていません。
北方領土の日
2月7日は「北方領土の日」です。1855年のこの日に、日露通好条約が調印され、日本とロシアの国境が択捉島とウルップ島の間に定められ、
北方四島が日本の領土として初めて国際的に明確になりました。
毎年この日は、全国的に北方領土問題に対する国民の関心と理解をさらに深めようとする北方領土返還要求運動が行われています。
北方領土返還運動全国強調月間
毎年、日露通好条約が調印された2月と不法占拠が開始された8月は「北方領土返還運動全国強調月間」に指定され、その期間中は
全国各地で集会、講演会、キャラバン、パネル展などの行事が開催されています。
この「北方領土返還運動全国強調月間」は、昭和61年に各都道府県に設置されている県民会議の全国会議において、全国で返還要求
運動を積極的に展開するために設定されました。
内閣府ではホームページなどで北方領土問題に関する情報を提供しています。
内閣府北方対策本部HP https;//www8.cao.go.jp/hoppo/index.html