公開日 2019年05月28日
地域おこし協力隊 〜富士ケ丘Favoratory(フジガオカ・ファボラトリー)〜
富士ケ丘から自然や文化など、土地の”FAVORITE(お気に入り)”を見つけて、そこから作品を作り、発信していく"LABORATORY(実験室)”という思いを込めて、地域おこし協力隊と、協力隊とともに地域を盛り上げてくれる人々のチームを「富士ケ丘Favoratory」(フジガオカ・ファボラトリー)と名付けました。あなたも、協力隊とともに地域を盛り上げるファボラー(メンバー)になってみませんか?
vol.81 移住・交流ツアー参加者と交流しました!
市では、市への移住・定住の促進を図るため、平成29年度から移住希望者に実際に北茨城市に来ていただく移住・交流ツアーを実施しております。
平成30年度は、対象者をアーティストやアート関心層に絞り、市内のアート関連施設を見学したり、アート体験をしていただき、市が取り組む「芸術によるまちづくり」に興味を持っていただくことで、今後北茨城市と関わりを持っていただくことを目指すツアーとしました。
その名も「『私と地域のつなぎ方』in北茨城 アート×まちづくり現場見学ツアー」と題し、芸術によるまちづくりの担い手である地域おこし協力隊とも交流していただきました♪
ここでは、その交流の模様をお伝えします!
ツアーが実施されたのは、平成30年12月15日(土)〜16日(日)。
(報告が遅くなり申し訳ございません。)
地域おこし協力隊との交流が行われたのは、1日目。15日(土)でした。
まずは、ギャラリー期待場を見学。
地域おこし協力隊コーディネーターの都築さんと成川さんがご案内しました。
どうして北茨城市で「芸術によるまちづくり」に取り組むのか、平成28年度に実施された県北芸術祭と桃源郷芸術祭は関連があるのかなど、積極的に質問をされる方もいらっしゃいました。
その後、期待場内のシェアオフィスや講座室、アトリエなどを見学。
皆さん、非常に興味深げに見学されていました。
いずれ、この中からシェアオフィスやアトリエに入居してくれる方がいたら嬉しいですね☆
施設の見学を終えた後は、都築さん・成川さんのアトリエでワークショップ開始です!
まずは、市の職員から市の概要を説明しました。
こちらも、みなさん非常に熱心に聞いてくださいました。
そして、協力隊のお二人から、桃源郷芸術祭とコミュニティガーランドについてご紹介☆
海の芸術拠点施設「茨城県天心記念五浦美術館」から山の芸術拠点施設「期待場」までをつなぐため、ガーランドを10kmまで伸ばしたいという目標を語ると、参加者の皆さんからはどよめきが起こっていました。
なにせ、ここまでの時点で長さはまだ595mだったもので…目標までは程遠いです(汗)。皆様のご協力をお願いいたします!
とお願いしたところで、ガーランドづくりワークショップ開始です☆
皆さん、思い思いのスタンプを押し、絵を描いていきます。
5枚作るとファボちゃん缶バッチプレゼントですよと宣伝したところ、皆さんせっせと5枚以上のガーランドを作ってくださいました☆
この日作っていただいたガーランドを早速紐につなげていきます。
この日だけで91枚のガーランドが増え、全長614mになりました!
ご参加いただきました皆さん、誠にありがとうございます☆
その後は、地域おこし協力隊アーティスト石渡のりおさんと奥様のちふみさんから成るアートユニット「檻之汰鷲」さんの古民家改修プロジェクト「ARIGATEE」へ移動。
冬枯れた古民家の様子に、皆さん感動されていました。
寒いので早速中に入り、石渡夫妻から古民家改修の経過などを説明していただきました。
それから、母屋と馬小屋を見学。
皆さん、改修の様子に興味津々なご様子で、たくさん写真を撮っておられました。
そして、いざ古民家改修ワークショップへ!
馬小屋の窓改修班と母屋の障子の張替え班に分かれます。
ご本人の希望により、好きな班に入っていただいたのですが、馬小屋の窓改修は外で、しかも少しハードな作業ですと告知していたにもかかわらず、こちらの希望者が7人、障子の張替えが3人と、意外な結果になりました。
(お一人の方は、どちらにも参加されず、見学されていました。)
窓改修班は、のりおさんの指導の下、まずは窓枠の採寸から。今回、窓を付けるところが2つあるので、2班に分かれて作業します。
続いて、測った寸法に合わせて窓枠となる木を切ります。
切った木が、枠に嵌まるか確認。少し長くて嵌まらなかった箇所は、もう少しカットして微調整。なかなかに難しい作業です。
馬小屋の窓改修班が悪戦苦闘する中、障子張替え班のちふみさんと女性陣3人は和やかムードで障子の張替え作業。
まずは、古い障子紙をキレイに剥がしていきます。
一方、外では微調整した窓枠を取り付ける作業が行われていました。
そして、いよいよ窓枠内につける窓の作成!
ガラスを使用するのではなく、ポリカーボネートというプラスチック素材を使用します。
のりおさん曰く、高い透明性・自己消火性とプラスチック中最高の耐衝撃性、さらに断熱性や保温性もあるそうで、この素材を選ばれたそうです。
プラスチック素材のため、ガラスより容易に切断などの加工ができます。
切ったポリカーボネートを嵌めてみます。歪む場合は、まだ大きすぎるということなので、再度切って微調整。
そして、2つの窓が完成しました!
元々は、左側のようにトタンで覆われた窓だったので、こうして通常の窓にすることで、中に明かりが入り、中が過ごしやすい空間になります。
皆さん、アートに関心があったり、DIYをされている方だったりするため、こうした作業はお手のものなのか、見事な仕上がりです☆
その頃、障子の張替え作業も佳境を迎えていました。
古い紙を剥がしてきれいにしたところに糊をつけ、新しい障子紙を載せ、余分なところをカットしていきます。
先に作業が終わった窓改修班は、土間で休憩。
のりおさんに、作品のことやこれまでの旅のこと、北茨城市での生活のことなどを質問されていました。
そして、障子の張替えも完成!障子を元の位置に取り付けます。
障子張替え班の皆さんで記念撮影。
これまで障子の張替えをしたことがないという方がほとんど!
今は障子のあるおうちというのも減ってきているのでしょうね。
でも、普段はできない体験をされて、非常に楽しそうなご様子でした☆
皆さん、お疲れ様でした!
そして、夜はマウントあかねで地域おこし協力隊との交流会。
残念ながら都築さんは、所用により参加できませんでしたが、皆さん、参加してくれたのりおさん・ちふみさん・成川さんに思い思いの質問をされ、盛り上がっていたようです。
ツアー参加者の皆さんは、この日マウントあかねに宿泊されたのですが、宿のきれいさと、各部屋の窓から見える絶景に感動されていたようです。
そして、二日目はガラス工房シリカの見学やジェルキャンドルづくり、花園神社、お試し住宅、天心記念五浦美術館見学などを楽しまれました。
ツアーの最後に行ったツアーのまとめワークショップやアンケートの中でも、非常に満足いただけるツアーになったようです。
同様のツアーは、桃源郷芸術祭2019の開催期間中にも開催されたのですが、もう一度そちらのツアーにも参加いただいた方や、ツアーとは別で個人的に芸術祭にご来場いただいた方もいらっしゃいました。
今後とも、北茨城市が取り組む「芸術によるまちづくり」、そしてその担い手である「北茨城市地域おこし協力隊」に興味を持って、北茨城市に関わっていっていただけたら嬉しいです☆
またのお越しをお待ちしております☆
これまでの地域おこし協力隊の活動もぜひご覧ください☆
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