公開日 2018年10月12日
6月18日大阪府北部を震源とする地震発生により大阪府高槻市の小学校においてプールのブロック塀が倒壊し、その塀に挟まれた女子児童が亡くなるという事故が発生し、翌日19日には文部科学省より判定基準に基づき、耐震対策の状況及び劣化・損傷の状況に係る安全点検を行うとともに、安全が確保できないブロック塀等については、速やかに注意喚起を行う等の必要な安全対策を実施するよう通知がありました。
この通知等を受け、学校及び教育委員会にて4回にわたり点検調査を行いましたので、経過並びに結果を公表します。
1.点検調査の概要
・点検対象学校数
小学校11校、中学校5校 計16校
・点検対象物
学校敷地内のブロック塀及びブロック製のとうてき板
2.調査期間
6月19日(火) 学校関係者による外観検査
6月27日(水) 教育総務課技術職員(一級建築士)による外観検査
7月4日(水)、9日(月) 教育総務課技術職員(一級建築士)による外観検査、内部検査
3.調査方法
国が示した「学校施設におけるブロック塀等の安全点検等状況調査実施要領」に基づく点検・調査を行いました。(目視によるブロック塀の高さ、厚さ、控え壁の有無、控え壁の間隔等に加え、内部鉄筋探査機器による鉄筋のピッチや基礎の根入れ等の調査)
4.点検調査の結果
小中学校16校のうち8校で、ブロック塀及びブロック製のとうてき板が確認されました。そのうち、中学校1校で安全上対策が必要なブロック塀が確認されました。
・小学校
安全対策が必要なブロック塀等は確認されず
・中学校
学校数1校、コンクリートブロック塀 全長52m(磯原中学校体育館と隣地との境界の塀)
控え壁の長さ不足で、安全上対策が必要であると確認
5.対策
改修工事を行うまでの期間については、学校長を通して生徒への注意喚起を行いました。また、ブロック塀の改修工事は、ブロック高さ1.4mのブロック塀を1段20cm撤去し、控え壁のいらない高さ1.2mへ改修いたしました。工事は、8月25日から8月31日の夏休み期間に実施し完了しております。