公開日 2017年04月13日
妊産婦、乳児の保護者と乳児に関わる方へ(食べ物について知っておいてほしいこと)
国内初の乳児ボツリヌス症での死亡事例がありました。乳児ボツリヌス症を予防するため満1歳まで
ハチミツは与えないでください。
◎今回の事例
東京都足立区において5か月の乳児に、はちみつの摂取が原因と推定される(ジュースにはちみつを混ぜて与えたことによる)
乳児ボツリヌス症による死亡事例が発生しました。
<乳児ボツリヌス症とは>
乳児ボツリヌス症は、1歳未満の乳児にみられるボツリヌス症で、原因食品と共に体内に摂取されたボツリヌス菌の芽胞(植物
に例えると種子のような耐久型の菌の状態)は、乳児の腸管内で毒素を産生し、ボツリヌス症を発症します。乳児の腸内細菌叢
が成人と異なるために起こる疾病です。
<症状>
便秘、筋力の低下、哺乳力の低下、泣き声が小さくなる等が認められます。
<原因食品>
乳児ボツリヌス症の主な原因食品は、はちみつです。原因不明の事例もありますが、はちみつ以外、原因食品が確認された事例
はほとんどありません。
<予防方法>
乳児ボツリヌス症の予防は1歳未満の乳児には、ボツリヌス菌の芽胞に汚染される可能性のある食品(はちみつ等)を与えない
ことです。
厚生労働省 乳児ボツリヌスについては→こちらから
妊娠中、またはこれから妊娠を予定している方へ
妊娠中に注意が必要な食中毒菌と、避けた方が良い食べ物があります。
妊娠中は一般の人よりもリステリア菌に感染しやすくなります。
例) ナチュラルチーズ(加熱殺菌していないもの)、肉や魚のパテ、生ハム、スモークサーモンなどはリステリア菌に汚染されてい
る場合があります。
より詳しいリーフレットは下記
これからママになるあなたへ (表裏)→こちらから
お魚について知っておいてほしいこと →こちらから
問い合わせ先 健康づくり支援課 43−1111 内線195〜198