住宅用火災警報器を設置しましょう!

公開日 2024年01月05日

大切!住宅用火災警報器は、平成20年6月までに全ての住宅に設置が義務化されています。

住宅用火災警報器の設置率等の調査結果(令和5年5月1日時点)

      設置率  条例設置率

全国    84.3%  67.2%

茨城県   79.7%  66.6%

北茨城   70.0%  61.0%

となっています。

設置率とは市町村の火災予防条例で設置が義務付けられている住宅の部分【北茨城では寝室・階段】のうち、一箇所以上設置されている世帯の割合

 条例設置率とは市町村の火災予防条例で設置が義務付けられている住宅の部分【北茨城では寝室・階段】の全てに設置されている世帯の割合

 北茨城市では設置率100%を目指して、講習会・イベント等で設置促進を図っています!

 

ご自宅に設置の「住宅用火災警報器」、電池切れていませんか?

設置が義務化されてから十余年、電池切れや故障の個体も出てくる頃かと思います。

半年を目安に、「紐」を引いたり、「ボタン」を押して、点検をしましょう。

音が出なければ「電池切れか故障」です。新しい警報器に買い換えましょう。

Q 住宅用火災警報器って何?

https://www.fdma.go.jp/html/life/yobou_contents/materials/movie/mov15.html ←総務庁消防庁ホームページより

火災が発生したときは、目で煙や炎をみたり、鼻で焦げ臭いにおいを感じたり、耳でパチパチという音を感じたり・・・と五感によって気づくことがほとんどだと思います。

しかし、それだけでは、就寝中や仕切られた部屋などで物事に集中している時などには、火災に気づくのが遅れてしまいます。

そこで、家庭内での火災の発生をいち早くキャッチし、知らせてくれるのが、「住宅用火災警報器」です。

住宅用火災警報器は、火災により発生する煙を感知し、音や音声により警報を発して火災の発生を知らせてくれる機器です。

通常は、感知部と警報部が一つの機器の内部にありますので、機器本体を天井や壁に設置するだけで、機能を発揮します。

消防法令では、日本の住宅環境を踏まえて適切に機能が発揮されるよう、住宅用火災警報器の技術上の規格が定められていますので、

火災の発生を感知して警報を発するための基本的な性能(煙の感知性能や警報音の大きさなど)はどの製品もほぼ同じと考えていただいて結構です。

無線で連動する機能を持った住宅用火災警報器も販売されています。

Q 住宅用火災警報器の設置場所は?

住宅用火災警報器は、基本的には「寝室と寝室がある階の階段上部」(1階の階段は除く)に設置することが必要です。
また、住宅の階数等によっては、その他の箇所(階段)にも必要になる場合があります。

Q どこで買えるの?

お近くのホームセンターや電気店などで購入できます。

なお、価格は、メーカーや種類、機能等により異なります。

Q どんな種類の警報器を付けるの?

代表的な住宅用火災警報器を紹介します。

<煙式(光電式)> 寝室・階段【北茨城市は義務です】
煙が住宅用火災警報器に入ると音や音声で火災の発生を知らせます。
※消防法令で寝室や階段に設置が義務付けられているのは煙を感知する(煙式)住宅用火災警報器です。

<熱式(定温式)> 台所・車庫など【義務ではありませんが、取り付けをおすすめします】
住宅用火災警報器の周辺温度が一定の温度に達すると音や音声で火災の発生を知らせます。
※台所や車庫などで、大量の煙や湯気が対流する場所等に適しています。

なお、天井に設置するタイプと、壁掛けタイプがあります。

感知方式 煙式(光電式)        感知方式 熱式

    

                                 

Q お手入れは必要?

住宅用火災警報器が適切に機能するためには維持管理が重要です。「いざ」というときに住宅用火災警報器がきちんと働くよう、日頃から作動確認とお手入れをしておきましょう。

「電池切れに注意!」定期的に作動確認をしましょう。
住宅用火災警報器は電池が切れると作動しなくなります。(最大10年を目安に火災警報器を交換することをおすすめします) 

定期的にお手入れをしましょう。
住宅用火災警報器はホコリが入ると誤作動を起こす場合があります。
定期的にお掃除を行いましょう。
お掃除の方法は機種によって違いますので取扱説明書をご確認ください。

警報音が鳴った時は…
住宅用火災警報器は、電池が切れそうになった際や故障の際に音や光で知らせてくれる機種があります。
警報音が鳴った時の対処方法は取扱説明書や以下のページを確認してください。

Q 何で寝室に設置する必要があるの?

近年の住宅火災による死者(放火自殺者等を除く。以下同じ。)の発生状況を経過別に見ると、逃げ遅れが最も多く、全体の約6割を占めています。

また、死者の発生状況を時間帯別にみると、火災件数は起きている時間帯が多い一方で、火災死者数は就寝時間帯の方が多くなっています。
つまり、就寝時間帯が、昼間に比べて人命の観点で危険性が高いと言えるのです。(就寝時間帯が昼間に比べ、人命の観点で危険が高い)

このため、必要最小限で効果の高いと考えられる場所として、寝室に設置することとされました。

また、寝室が2階にある場合などでは、階段室にも設置することとされています。これは、階段室が火災による煙の集まりやすい場所であるとともに、2階などで就寝している方等にとっては、ほとんどの場合唯一の避難経路となるからです。

Q どのくらいの効果があるの?

消防庁において、実際の住宅火災における被害状況を分析したところ、住宅用火災警報器が設置されている場合は、設置されていない場合に比べ、者姑焼損床面積が「半減」、損害額は「4割減」となりました。

住宅用火災警報器を設置していた家庭における奏功事例が多数報告されています。

(事例1)1階の台所から出火。2階で就寝中の居住者が、階段の住宅用火災警報器の鳴動に気づき、119番通報し、避難できた。
(事例2-1)居住者が寝たばこをしてしまい、ふとんから発煙し、寝室の住宅用火災警報器が鳴動。気づいた居住者が、ふとんを風呂場へ持って行き、浴槽の水に浸し、大事に至らなかった。
(事例2-2)就寝中、掛け布団が電気ストーブに触れ、ふとんを焦がし、寝室の住宅用火災警報器が鳴動。気づいた居住者が、急いで水をかけ、大事に至らなかった。
(事例3)居住者が調理中に就寝してしまい、鍋から発煙し、台所と寝室の住宅用火災警報器が鳴動。隣人が警報音と臭いを確認し、119番通報。

 

お問い合わせ

消防本部予防課
TEL:0293-42-0119