公開日 2015年07月22日
北茨城市消防署は7月9日、7月10日の二日間、水難救助訓練を北茨城市民プールで実施しました。
今年の水難救助訓練はマスコミやメディアでも取り上げられている「命を守る着衣泳」を実施しました。
消防署には2名の着衣泳指導員がおり、なぜ浮いて助けを待つのかの説明から入り、実際に服を着てプールに入りました。
訓練の目的は溺者の気持ちを知り、これからの夏季シーズンに向け、より一層高い水難救助体制を構築することです。
写真は実際に浮いて助けを待つ溺者を体験しています。
参加者からの感想
「服を着て泳ぐのがこんなに辛く苦しいと思わなかった。どんなに泳ぎが得意でも浮いて助けを待つ方が助かる可能性が
高いと言うのが実感できた。」
「救助を待つことがこんなに孤独で不安なことなんだと感じることができた。」
その後、実際に水難救助現場を想定した訓練を実施しました。
岸から溺者の距離が近い場合は、ロープ等を投げ掴んでもらい引き寄せ救助します。
岸から遠いもしくは溺者がロープ等を掴めない時は、救助隊が直接水に入り救助に向います。
新たに装備した水に浮く担架(フローティング担架)に溺者を乗せる訓練も実施しました。
悲しい水難事故が起こらないことを祈りつつ、消防署は日々訓練に励んでいます。