公開日 2013年02月25日
神岡上古墳群第3号墳出土遺物345点
七鈴鏡(しちれいきょう)1点、鉄族(てつぞく)32点、両頭金具(りょうとうかなぐ)5点、刀子(とうす)3点、直刀(ちょくとう)4点、刀装具(とうそうぐ)7点、ガラス小玉(こだま)10点、ガラス勾玉(まがたま)1点、耳環(じかん)2点、須恵器(すえき)8点、土師器(はじき)6点、土製模造品266点(鏡形土製品26点、勾玉形土製品103点、小玉形土製品137点)
- 指定県指定有形文化財
- 種類考古遺物
- 所在地北茨城市歴史民俗資料館(北茨城市磯原町磯原130-1)
- 管理者北茨城市
- 指定年月日平成25年1月24日
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解説神岡上古墳群は、砂丘上に立地する古墳時代後期の遺跡である。
第3号墳は、直径約33mの円墳で、全長8.4mの横穴石室を有している。
平成6年度に市の下水道終末処理場建設に伴って発掘調査が行われた。
石室内からは七鈴鏡をはじめとする多数の遺物が出土した。
奥壁から2mほど離れて出土した七鈴鏡は直径約12.6㎝、周囲に直径2㎝前後の鈴が七つ付けられている。
墳丘上から出土した土製模造品、須恵器、土師器は、古墳時代後期の祭祀を知る上での重要な資料となっている。
七鈴鏡