公開日 2009年01月26日
指定
市指定文化財
種類
彫刻
所在地
華川町中妻
指定年月日
平成7年7月21日
解説
華川町中妻にある石沢寺の本尊、阿弥陀如来座像は、高さ69.2cm、台座高18.0cmである。左脇侍の観世音菩薩立像は高さ84.5cm、右脇侍の地蔵菩薩立像は高さ74.9cmである。3尊ともに榧材の一木彫成像で、平安時代末期、12世紀後半頃の製作と思われる。後補部分もみられるが、それでも当初の像容を完全に失ってはいない。阿弥陀如来、脇侍に観世音・地蔵の両菩薩を配する形式は、非常に珍しく、当初からこの形式をとっていたかどうかは明らかではない。