公開日 2021年06月02日
1 これまでの経過等
(1)第3次行政改革実施計画における位置付け
長期化する景気低迷の中で、本市は厳しい財政状況が続いており、今後も急激に進む少子高齢化や三位一体の改革などにより、行政を取り巻く環境は一層厳しくなることが予測され、これまで以上に簡素で効率的な行財政運営が必要となっていることから、「第3次行政改革実施計画」に位置付け、補助金の見直しを実施することとしました。
(2)補助金見直し基本方針の策定
補助金の見直しの基本的な考え方については、素案段階で市行政改革懇談会において市民委員からの意見を反映させ、平成23年10月に市行政改革本部会議において承認を得て「補助金見直し基本方針」を策定しました。
その基本方針に基づき、平成23年度に補助金の見直しを試行的に実施し、その結果を受けて、平成24年5月に「補助金見直し基本方針」の一部改正を行いました。
2 補助金見直しの方法
(1)補助金見直し年次計画の策定
各課において所管する補助金について、3年ローリングでの見直しを行うため、年次計画を策定します。
(2)一次評価
各課において、補助金見直し年次計画に基づき、当該年度に見直しを実施するとした補助金について見直しシートを作成し、現行維持・縮小(10%削減)・縮小(50%削減)・費用変更・廃止の5段階で一次評価を実施します。
(3)二次評価
一次評価の結果、市民によって構成された補助金検討委員会による二次評価を要するものについて、補助金検討委員会によるヒアリング及び二次評価を実施します。
(4)当初予算への反映
一次評価及び二次評価による補助金見直しの結果を、次年度の当初予算に反映させます。
3 補助金見直しの結果の公表
各年度に実施した補助金見直しの結果について公表します。
(1)平成24年度
平成24年7月現在で予算付けされていた補助金161本のうち、39本の補助金について見直しを実施しました。
その結果、2本の補助金が10%削減、1本の補助金が50%削減、2本の補助金が廃止となり、174万円の削減効果が得られました。
詳細は見直し結果集計表をご覧ください。
(2)平成25年度
平成25年7月現在で予算付けされていた補助金162本のうち、46本の補助金について見直しを実施しました。
その結果、3本の補助金が10%削減、1本の補助金が50%削減、1本の補助金が費用変更、2本の補助金が廃止となり、723万円の削減効果が得られました。
詳細は見直し結果集計表をご覧ください。
(3)平成26年度
平成26年7月現在で予算付けされていた補助金166本のうち、61本の補助金について見直しを実施しました。
その結果、2本の補助金が10%削減、1本の補助金が50%削減、5本の補助金が廃止となり、70万円の削減効果が得られました。
詳細は見直し結果集計表をご覧ください。
(4)平成24~26年度見直し結果のまとめ
補助金の見直しは3年ローリングで行うため、平成24年度から平成26年度までの3年間ですべての補助金の見直しが終了しましたので、その結果をお知らせいたします。
なお、平成27年度から再度3年ローリングでの見直しを行います。
(単位:本、千円)
見直し対象補助金 | 見直し方向性 |
削減 効果額 |
|||||||
本数 |
要望額 |
現行 維持 |
10% 削減 |
50% 削減 |
費用 変更 |
廃止 |
翌年度当初 予算査定額 |
||
H24 | 38 | 213,461 | 33 | 2 | 1 | 2 | 211,675 | 1,740 | |
H25 | 46 | 100,971 | 39 | 3 | 1 | 1 | 2 | 91,657 | 7,233 |
H26 | 61 | 103,830 | 53 | 2 | 1 | 5 | 102,130 | 706 | |
計 | 145 | 418,262 | 125 | 7 | 3 | 1 | 9 | 405,462 | 9,679 |
※ 削減効果額については、見直しによる効果額のみ計上しており、単純に見直し時点での要望額と翌年度当初予算額との間に差が生じたものについては計上していないため、「要望額-翌年度当初予算査定額」とは一致しません。
(5)平成27年度
平成27年7月現在で予算付けされていた補助金165本のうち、25本の補助金について見直しを実施しました。
その結果、1本の補助金が廃止となり、2万5千円の削減効果が得られました。
詳細は見直し結果集計表をご覧ください。
(6)平成28年度
平成28年7月現在で予算付されていた補助金166本のうち、42本の補助金について見直しを実施しました。
その結果、1本の補助金が費用変更、1本の補助金が廃止となり、735千円の削減効果が得られました。
詳細は見直し結果集計表をご覧ください。
(7)平成29年度
平成29年7月現在で予算付されていた補助金169本のうち、52本の補助金について見直しを実施しました。
その結果、3本の補助金が10%削減、2本の補助金が50%削減、2本の補助金が廃止となり、614千円の削減効果が得られました。
詳細は見直し結果集計表をご覧ください。
(8)平成27~29年度見直し結果のまとめ
補助金の見直しは3年ローリングで行うため、平成27年度から平成29年度までの3年間で2巡目の見直しが終了しましたので、その結果をお知らせいたします。
なお、平成27年度から再度3年ローリングでの見直しを行います。
(単位:本、千円)
見直し対象補助金 | 見直し方向性 |
削減 効果額 |
|||||||
本数 | 要望額 |
現行 維持 |
10% 削減 |
50% 削減 |
費用 変更 |
廃止 |
翌年度当初 予算査定額 |
||
H27 |
25 | 73,406 | 24 | 1 | 93,330 | 25 | |||
H28 | 42 | 93,444 | 40 | 1 | 1 | 95,179 | 735 | ||
H29 | 52 | 174,441 | 45 | 3 | 2 |
2 |
187,642 | 614 | |
計 | 119 | 341,291 | 109 | 3 | 2 | 1 | 4 | 376,151 | 1,374 |
※ 削減効果額については、見直しによる効果額のみ計上しており、単純に見直し時点での要望額と翌年度当初予算額との間に差が生じたものについては計上していないため、「要望額-翌年度当初予算査定額」とは一致しません。
※ H24〜26の見直しにおいて、「法令等により市が補助することが義務付けられているもの」、「国、県の補助金等を財源の一部として充てる事業のうち、市の負担が義務的であるもの」など、義務的な補助金と判断された補助金については、法令や国・県等の補助要綱が変更されない限り見直しを実施しないこととしたため、H27〜29の見直し対象補助金本数119本は、H24〜26の見直し対象補助金本数145本に比べて減少しています。
(9)平成30年度
平成30年7月現在で予算付されていた補助金163本のうち、25本の補助金について見直しを実施しました。
その結果、2本の補助金が10%削減、1本の補助金が廃止となり、2,128千円の削減効果が得られました。
詳細は見直し結果集計表をご覧ください。
(10)令和元年度
令和元年7月現在で予算付されていた補助金152本のうち、39本の補助金について見直しを実施しました。
その結果、1本の補助金が廃止となり、17,465千円の削減効果が得られました。
詳細は見直し結果集計表をご覧ください。
(11)令和2年度
令和2年7月現在で予算付されていた補助金159本のうち、43本の補助金について見直しを実施しました。
詳細は見直し結果集計表をご覧ください。
(12)平成30~令和2年度見直し結果のまとめ
補助金の見直しは3年ローリングで行うため、平成30年度から令和2年度までの3年間で3巡目の見直しが終了しましたので、その結果をお知らせいたします。
(単位:本、千円)
見直し対象補助金 | 見直し方向性 |
削減 効果額 |
|||||||
本数 | 要望額 |
現行 維持 |
10% 削減 |
50% 削減 |
費用 変更 |
廃止 |
翌年度当初 予算査定額 |
||
H30 | 25 | 101,310 | 22 | 2 | 1 | 106,078 | 2,128 | ||
R1 | 39 | 128,210 | 38 | 1 | 115,013 | 17,465 | |||
R2 | 43 | 123,138 | 43 | 121,013 | 0 | ||||
計 | 107 | 352,658 | 103 | 3 | 1 | 342,104 | 19,593 |
※ 削減効果額については、見直しによる効果額のみ計上しており、単純に見直し時点での要望額と翌年度当初予算額との間に差が生じたものについては計上していないため、「要望額-翌年度当初予算査定額」とは一致しません。